運動会で真っ黒に日焼けしたちびっこ達、
キラキラした瞳と白い歯が愛らしいですね。
元気に飛び回っている子ども達の中に、
お熱はないけど鼻水やお咳が続くなどアレルギー症状を疑う患者様を見受けます。
大人の方も、咳と鼻水=風邪だと思って気楽に考えていたら、
気づくと2週間以上それらの症状が続いていたり…
春の、スギやヒノキの花粉によるアレルギーはよく知られていますが、
秋も油断できません。
田んぼの
イネ(イネ科)や
ブタクサ(キク科)も、けっこう厄介です。
ヨモギアレルギーのある方は、同じキク科のブタクサにアレルギー反応が出やすい傾向がありますので、疑わしい時は早めの受診をお願い致します。
北米原産のブタクサは、今ではどこでも自生しています。
葉っぱが、ヨモギに似ていますが、その花粉はスギなどに比べても大変小さいため、
肺の奥に入り込み咳を誘発、喘息草(ぜんそくそう)と呼ばれることも…
予防は「吸わない」こと、マスク着用や室内のこまめな拭き掃除などのケア。
あとは、適切な服薬によるアレルギー症状を抑えることが大切です。
子ども達だけでなく、大人の方がアレルギーを発症し
治療を開始される方も多く見受けられます。
意外ですが、ブタクサとメロン、スイカ、キュウリなどウリ科やバナナは、
アレルゲンの構造が似ています。
たとえば、それらの果物を食べていて
「のどが、イガイガする」
「口の中がかゆくなる」
「くちびるが腫れた」などの違和感がある方で、
秋に咳や鼻水が続くという方はブタクサも疑わしい…
早めの検査で適切に対処しましょう。
風邪に似ていても、「そのうち治る」と、放置は禁物です。
一度の採血検査で、様々なアレルゲンをお調べできますので、お気軽におたずねください。
かくいう私は、ナッツ類やチョコレートで発疹、かいかいが出ます…
食べなければ良いのでしょうが、大好きなのです…大好きなのです…
あんこの次に大好きなのです。
アレルギーのお薬を飲んででも、食べたいときがあります(笑)
つらいですね~
ちなみに、季節の変わり目の寒冷差にも要注意です。
いつもと違うな、そんな時はお気軽にご相談ください。
スポーツの秋、食欲の秋を元気にお過ごしください。
クマ先生こと、まつのクリニック院長 松野勝典